
給料日…それは月に一度の補給の日であり(一定の)人々は皆ATMから万札という名の弾薬を引き出し各々の戦場へ旅立っていく。
あるものは勝利し己の力を誇示するための雄叫びを上げ、(迷惑なのでやめましょう)
あるものは敗北し弾薬は尽き、また1月後にやってくる給料日まで水道水ともやしで飢えを凌ぐ。
だが敗北者は勝利への飽くなき渇望を抱え、止まることが出来ない悲痛な叫びを押し殺し、終わりのない戦いに身を捧げていくことになるのだ。
こうしてギャンブル依存症は完成します。こわいですね。
今回は僕自身のパチンコ・スロットへの依存状態から得た経験について語っていきたいと思います。
この記事でギャンブルをやめたいと思っている方への一助に繋がれば嬉しく思います。
今回の話につきましては以前配信で語っていましたので、お時間ありましたら合わせてご覧いただけると嬉しいです。
結論(ギャンブルはやめることが出来たのか)
はい、なんとかやめることができました。
仕事が多忙なことにある意味助けられた部分もありましたが、パチンコのことが頭を過ることが少なくなり、精神的にしんどいことがあっても衝動的にパチンコ店に行くことも無くなりました。
実際のところ、それまでは何度もやめようとして失敗を繰り返し、その度に自分はもう駄目だという自己肯定感の低下に苛まれ続けるばかり…
ですが冷静に時間をかけて自分自身の現状を認識することが解決への糸口に繋がりました。
地獄の終わり
今考えると2025年は膨大な仕事量と残業、その割には売上が上がらずとストレスフルな状況が続いていました。
そのストレスを忘れ去りたい、大量出玉を獲得して脳汁を出したい、そんな安直な考えから週末は必ずパチンコ店に向かうことが習慣となっていました。
プラス収益を追い続けるあまり投資が重なり、負ける日は数万円単位で財布からお金が失われていきます。
気づけば投資額は100万円以上…口座の資金は底をつき始めていました。
12月某日、開店10時からいつものように台に座り慣れた手つきで万札をサンドに投入します。
当選が出ないまま回転数は増大していきますが、感情は既に無く淡々とリールを回していました。
今回は天井となり3万5000円ほどが飲まれボーナスに突入、約50%の確率でAT(出玉が安定して出る状態)に突入しますが…結果は届かず。
通常状態に戻り再度淡々とリールを回し続けましたが、その後の当選は無く気づけば財布の5万円は消滅していました。
ここまではよくある流れですが、この日は頭の中でプツンと何かが切れるような感覚を覚えました。
瞬間、脳裏に過ぎる失われた100万円への後悔、そして迫りくる死神のイメージが押し寄せてきました。
『このまま同じことを続けていたら死ぬ…』
この恐怖は、後に自分自身の現状を認識しようという原動力に繋がります。
迷子となった自分の居場所を探そう
この状況を打開するために、まず自分がどのような状況に置かれているのか整理することから始めました。
自分の考えの整理に当たり、自問自答を繰り返します。
この時にマインドマップツールを使用すると自分の考えが可視化され整理しやすくなります。
(「マインドマップ」と検索するとMindMeisterなどのツールが出てきます)
僕の場合、大まかに下記のような流れになりました。
問1:なぜここまでお金をギャンブルにつぎ込んでしまったのか?
答1:始めは遊びのつもりが敗北を重ね、気づけば投資額が膨大になっていた。
その後も遊びだからと自分に言い聞かせギャンブルを続けていたが、
失ってしまったお金を取り戻したいという
自分の中の根底にある無意識に近い発想から抜けられない悪循環へと
陥ってしまっていた。
問2:これからもギャンブルを続けるべきか?
答2:続けるべきではない。
自分はギャンブルを遊びとして継続できるほど器用ではない。
問3:ギャンブルは悪か?
答3:悪ではない。何事にも言えることだが、
物事には限度がありそれを見誤った本人の責任である。
問4:失ってしまった100万円はどうするか?
答4:ギャンブルで取り返すことは諦める。
しかし自分に対する責任として取り戻すこと自体は諦めてはいけない。
これは最後に残された意地である。
問5:ではどのようにして、いつまでに100万円を取り戻すか?
答5:まずは節約と貯金。
月ごとの収支を算出し手元に残るお金を把握する。
支出の無駄を見直し、可能な限り手元に残るお金を増やす。
最終的に2026年中には取り戻したい。
問6:ここまででギャンブル依存症を改善できる見込みはあるか?
答6:現在は失った資金を早く取り戻したいという焦りから、
衝動的にパチンコ店に入る癖が付いてしまっている。
節約と貯金によって現実を見つめ直し危機感を高め、
パチンコ店に行っている場合ではないと認識を改める。
継続することにより資金の余裕が生まれ、
失った資金への未練は絶つことが出来る。
節約と貯金へのシフト
貯金を進めていくにあたり、現状の収支について計算を行いました。
【月当たりの収支】
(給与手取り)-(固定費)-(変動費)-(特別支出)=(手元に残るお金)
固定費:月ごとに金額は変わらない費用
(家賃、光熱水道費、通信費、保険、ローン等)
変動費:月ごとに金額が変動する費用(食費、日用品費、娯楽費、交際費等)
特別支出:毎月発生しないが定期的に必要となる費用(車検代、自動車税等)
こちらの収支を1月から12月まで算出し、平均値として月当たりに残るお金を割り出します。
なお、この計算にボーナスを当て込むと値が大きく狂いますので一先ず除外しておくのがおすすめです。
毎月の手取りから問題なく支出分が賄えるかを精査することが重要です。
僕の場合、月当たりの平均として手元に残るお金は約3万円となりました。
まずやるべきはこのお金を死守すること。積み重ねれば年間36万円となります。
そして今後は支出の無駄を減らし、可能な限り手元に残るお金を増やす方向へシフトしました。
まとめ
①ギャンブルをやめたいと思ったその時、解決の糸口が見えるまで自問自答する。
②現時点の収入・支出の状況を割り出し、生活を立て直すための作戦を考える。
ここまでの考えに至るに当たり、膨大な時間とお金、体力、精神力を消費してしまいました。
失ったものは大きいですが、ポジティブに考えると改めて自分自身を見直す良いきっかけにはなりました。
おそらくこの経験がなければ働いて得たお金を中途半端に使ってしまい、貯金に対するモチベーションもここまで上がらなかったと思います。
もし、今現在ギャンブルをやめたいと思う方がご覧になられていましたらぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
また支出の無駄を減らす方法につきましては、別記事を作成し解説していきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。



